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トップ  >  コラム  >  モモさんシリーズ:コッペパン96号(2001/06)〜108号(2004/06)  >  モモさんシリーズ「モモさん」(コッペパン107号(2004/03)掲載)


モモさんシリーズ「モモさん」(コッペパン107号(2004/03)掲載)

 
 
 二月十一日のおもちつきの日、受付係の場で見つけた小さなドラマをお話ししましょう。

 幼いMちゃんが「R」と名前の書かれた紙ひこうきを持って来ました。
 せっかく自分で作ったのにそれを落としたRくんをMちゃんは一生懸命探していたのです。お寺の境内は小さいMちゃんにはとっても広かったに違いありません。何人かの人に声をかけたりもして、尋ね回っていました。そのうち「Rくんみつからへん」と言って、ほとほと困り果ててきたのでした。「じゃあ、ここに置いといて、遊んでおいで」と言ってやると、彼女は少しほっとしたように離れていきました。

 しばらくしても来ないので、小さい子だからもう忘れたのだろうと勝手に思った受付係は、片付けついでにその紙ひこうきをゴミ袋の中にポイ…。そして、もうMちゃんのことも忘れていました。やがて、Mちゃんは戻って来たのです!彼女はゴミ袋の中にあった紙ひこうきを見つけると「あ、捨ててある」と言いながらつまみ出しました。そしてまた、Rくんを探しに出たのです。(だれが?なんで捨てたの?などど責めたりせずに)

 そして!ついに二人は巡りあいました。実はRくんも自分の紙ひこうきを探していたのですって。幼い子ども同士、オーバーな表現はしませんが、二人ともほんとうにうれしそうでした。受付係は「よかったね!えらかったねMちゃん」そう声をかけて、そして自分の浅はかさを恥ずかしく思いました。小さいMちゃんが大きく輝いて見えました。

 このできごとはつきたてのあったかくてやわらかいおもちの感触とともに、心にほっかりと残っています。

 


 



 
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